海外ドラマ、特にイギリスのドラマが面白い。先日までBSで再放送していた「名探偵ポワロ」も大好きで毎週録画して見ていたが、先週最終回で楽しみがなくなってしまった。
それ以外にもイギリスのドラマは面白いものが数多くある。もう最新のシーズン8まですべて視聴し終えたのだが「コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語」は本当に面白い。
ネタバレのあまりないように書こうと思うが・・・
時は1950年代後半のロンドンのイーストエンドのポプラー地区。この地区は当時は貧困の町だった。コール・ザ・ミッドワイフはここの修道院の助産師の資格を持つ看護師とシスターたちの物語。シーズン1はまだ戦争で爆撃されたままがれきが残っていて、人々も圧倒的に貧しくて・・・そんな中でも新しい命が次々に誕生する。1話ごとのエピソードが貧困、人種差別、望まない妊娠、伝染病など色々な問題が盛り込まれているんだけど・・・重いテーマで見るのが辛いかもと思いきや登場人物の温かい人柄や人々の交流にいつも癒されていてね~特にシスターたちの讃美歌が色々なものを包み込んでくれるようで私まで心が落ち着くのだ。
当時のイギリスの歴史的な背景も描かれているので、シーズンの最初のほうはまだまだ復興途中の陰鬱な雰囲気があるのだけどだんだん現代に近づいてくると母乳か粉ミルクかなんてそんな話も出てくる。救貧院(Work House)というのもここで初めて知った。これは他のイギリスのドラマでも出てきたりして(オリバーツイスト他)貧困者に労働と住居を与えるためにできた施設なのだが酷いところだったそうだ。1950年代にはもうそれは撤廃されているのだが、それを引きずり深い傷になっている人もいて・・・
17~19世紀の英国に設けられた貧困者収容施設。救貧作業場などと訳される。救貧行政の一環として設置された施設で、当初は、収容者に対して仕事と報酬を提供するものであったが、19世紀になると、貧困者救援抑制を目的とした懲罰的な労役を科す施設に変容した。
コトバンク
シーズンが進むとサリドマイド薬害問題など聞いたことがあるお話がだんだん出てくる。ポリオワクチンの話とか母乳と粉ミルク論争だとか・・・今では何でもないことでも当時は大問題だったのよね~(今のコロナ騒動も何十年後かには何でもないことのようになるのかな)とにかく登場人物が皆、生命というものに真摯に向き合っていて・・・ホント上質なドラマです。
登場人物も魅力的で、でもそこには老いだとか生死にかかわることだとか(もちろん恋愛も)・・・見ていて辛くなることもあるのだけどちょっと痴呆になっているのかとぼけているのかよくわからないシスターモニカが物語を明るくしてくれる。
でもこれからシーズンが進むと悲しい展開が待っているんだろうな~と予想。そうそう、この女優さんをちょっと若い時の姿を「名探偵ポワロ」で見たわ~意地悪な役だった(笑)
現在、本国ではシーズン10まで放送されたとか。シーズン9以降の配信が待ち遠しい(#^^#)
さて、先程、ワクチン接種から戻ってきた私。今のところ何もなし(笑)ただお腹が空いただけ(^-^;この後熱が出るのかなぁ~~~
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